ウッチ県

人口:238万人

ウッチ県は、衣料産業と繊維製品の生産で大きく発展した街です。現在は、エネルギー産業、食品加工、建築材料、医療製品、製薬業界、そして近代サービスを強みとしています。ポーランドセラミックタイルの70%がウッチ県で生産されているほか、ヨーロッパで最も大きい家電産業クラスターがウッチ県に存在しています。

地域利点:
・ポーランドの中心に位置し、主輸送回廊の交差地点であるウッチ県は、EU市場への容易なアクセス拠点

・ウッチー中国成都鉄道貨物列車の組み合わせにより、欧州からウクライナ、カザフスタン、中国など東ユーラシア大陸諸国への市場へ繋ぐ好アクセス
・数多くの大学と専門学校による最高の専門的能力を持つ人材育成
・よく発達したインフラ
・褐炭資源によるエネルギー生産国内第2位からよりクリーンな再生可能エネルギー開発を推進中

 

27拠点1の研究・大学施設が存在しています。

ウッチ市内には16の研究サービスをオファーする世界最高基準の研究所「バイオナノパーク」があり、県内の医科大を含む大学や企業と共同研究を行っています。同研究所はISO9001:2009 とISO 13485:2012の認証を受けています。

また、ベウハトゥには産業テクノロジーパークがあり、環境に配慮した褐炭の抽出と処理、ならびに水素と炭化水素燃料の生産、輸送、貯蔵、使用のための新技術の創出を目的とした研究、開発、実装作業の共同実施に取り組んでいます。再生可能エネルギー研究に最も力を入れている地域です。

近年、ウッチ県は服飾デザイン業、化粧品開発・製造業、最先端建材業が盛んであり、行政もポテンシャルのある業界として一押ししています。

日本直行便のあるワルシャワ・ショパン空港まで車で約1時間半と利便性が良いところも魅力の一つです。

ウッチ県は法人税の免税*や不動産税⁑の免税2、スタートアップ企業家向けの融資をオファーしています。

*経済特区における所得税の免除は、いわゆる地域公共支援に該当します。

経済特区において公的支援を受けるための行政法的根拠は、経済特区委員会が発行する経済特区での事業活動許可証です。

経済特区における公的支援の対象となる費用、すなわち、非課税限度額の算定根拠となる費用は、以下の通りです:

- 新規投資の適格費用から付加価値税および物品税を差し引いたもの;

- または公的補助の最高額を決定する際に考慮され得る2年間の人件費。

⁑不動産税免税は指定区域のみ対象

日本企業では、武田薬品工業社、富士通社、JT日本たばこ産業社、フジシール社、ニチレイ社、日本精機社、ダイキン社が拠点を有しています。

 

1 https://www.lodzkie.pl/edukacja/szkoly-wyzsze

2 https://www.investinlodzkie.com/zachety-dla-inwestorow-w-regionie-lodzkim-invest-in-the-lodzkie-region/